ナマケモノのながらダイエット

痩せる脳の作り方!ダイエットを成功させる「考え方」のメソッド

あなたは「脳」がダイエットと深く関わっているのをご存知ですか?痩せやすい、太りやすいというのは生活習慣や運動不足ばかりが原因ではなく、考え方やストレスが原因になっている可能性があるんです。

どんなに努力しても痩せれない…、なかなか体重が減らない…と悩んでいる人は、「痩せる脳」になることで、劇的にダイエットが進みだすかもしれません。

今回は、ダイエットを成功させるための「痩せる脳」の作り方をご紹介。今までのダイエットに対する考え方を変えるだけで、痩せ体質になれちゃうかも。

脳を変えると痩せる?

ダイエット中に悩まされる「空腹」は、どこからくるのでしょうか?

それは、お腹(胃)が決めているわけではなく、食欲をコントロールする「脳」が決めているんです。食欲は、大脳にある視床下部の「摂食中枢」と「満腹中枢」で決められていて、これらが相互に作用し合うことで「食べたい・お腹いっぱい」をコントロールしています。

つまり、いくら食べても満足しないのは、あなたの脳が「太る脳」になっている証拠なんです。ということは、逆に考えれば「痩せる脳」に改善できれば、脳に「もうお腹いっぱい」と感じさせて楽にダイエットができるようになるわけです。

太る脳になる原因

では、なぜ太る脳になってしまうのでしょうか?その原因には、ストレス、生活習慣、考え方が大きく関係しています。

ストレス解消による食欲

ストレスは太る脳になる原因のひとつです。職場や学校などの人間関係から、ダイエットによる食事制限まで、心身にストレスを感じることは多々ありますが、脳はこれらのストレスを軽減するために「食べること」でストレスを解消させようとします。

イライラしたときに無意識に何かを食べたくなった経験がある人も多いと思いますが、理由は脳にあったんです。とくに、このようなストレス発散法の恐ろしい点は、「食べてストレスを発散する」ことが習慣化することで、そのうち食欲を抑えることができなくなって、どんどん太ってしまうということです。

習慣化された食欲

基本的に私たちは、「決まった時間」に食事をします。朝・昼・夜の食事は、生活スタイルによって個人差はあるものの、ある程度決められた時間に摂っています。その結果、お腹が空いていないにも関わらず、「ランチの時間だから食べよう」・「そろそろ夕飯を食べなくちゃ」といったように、無意識に行動するようになってしまうんです。

これは、それぞれの食事で「適正な量(太らない量)」を食べて、活動することでカロリーをきちんと消費していれば問題ありませんが、「朝食が10時ごろだったのに、12時にすぐ昼食を食べる」なんてことをしてしまうと、栄養過多により太りやすくなってしまいます。

もったいないの考え方

ちょっと前に「もったいない(MOTTAINAI)」という日本ならではの言葉が注目されました。もちろん資源を再利用したりゴミを減らしたりすることは良いことですが、ダイエットに「もったいない」という考え方を取り入れてしまうと、太る原因になる場合があります。

例えば、家族の食べ残しを代わりに食べたり、冷蔵庫を整理するために無理して食べたりしていると、いくらダイエットに取り組んでみても上手く痩せることはできません。また、ビュッフェやバイキングといった食べ放題のお店で、「値段分食べないともったいない!」なんていう考え方もつい食べ過ぎてしまうので要注意です。

痩せる脳の作り方

太る脳を「痩せる脳」へとシフトして、無理なくダイエットできる体に変えていきましょう。

ストレスフリーな生活をする

痩せる脳を作るには、まず最初に太る脳の原因であるストレスを排除して、ストレスフリーな生活をすることが重要です。とはいえ、現代社会でストレスを完全に消し去ることがほぼ不可能なので、できるだけストレスを感じない「考え方」へと変えていきましょう。

「絶対ダメ」を作らない

ダイエット中は、「これを食べたら太るからダメ!」、「一日何分のウォーキングをしなきゃダメ!」という考えに囚われがちです。でも、この「絶対に○○じゃなきゃダメ」という考え方がストレスを増やして、どか食いや過食を引き起こす原因になるので気をつけましょう。

ただし、その逆にもったいないからといって「絶対に残しちゃダメ!」というのも太る脳の考え方になってしまうので、自分が食べれる「適量」を知ることや「残す勇気」をもつことも大切です。

お米を食べる

炭水化物抜きダイエットなどで「ご飯(お米)」を制限する人も多いと思いますが、日本人は昔から「おかずとご飯」のバランスがとれた「定食」や「一汁三菜」といったメニューに満足感や幸せを感じます。

さらに、お米はしっかりとした「粒状」なので、パンやうどん、パスタのような粉から作られる炭水化物の食べ物とは違って、胃の中での滞留時間が長く腹持ちが良いメリットがあります。満腹感が長く続けば、余計な間食や食べ過ぎなどを予防できるので一石二鳥なんです。

炭水化物(糖質)は太るから…と我慢している人は、満足感(幸せを感じる食べ方)と満腹感(腹持ちの良さ)の両方が得られる「お米」を、バランスの良いおかずと一緒に食べるようにしてください。

のんびり痩せる考え方

ストレスを感じずにダイエットに取り組むには、「のんびり痩せよう」という考え方も大切です。早く痩せたいと焦ってしまうと、過度の食事制限や運動、偏った食生活などの「体に負担の大きいダイエット」に手を出してしまうので注意してください。

急激なダイエットは痩せるスピードは早いですが、ストレスが強くなるばかりか「リバウンド」や「体調不良」などの危険性もあるので控えてください。長いスパン(期間)で痩せることを考えて、のんびりダイエットに取り組むことが痩せる脳づくりには大切です。

幸せホルモン「セロトニン」を増す

痩せる脳を作るにはセロトニンの分泌を増やすことも重要です。幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」には、精神を安定させて満腹感や満足感を高める効果があるからです。では、どのようなことでセロトニンは増えるのでしょうか?

朝日を浴びる

朝きちんと起きて「日光を浴びる」ことは、セロトニンを増やすのに役立ちます。セロトニンは睡眠中はほとんど分泌しませんが、朝日を浴びることでスイッチが入って、セロトニンの分泌が高まってきます。

また、毎日朝日を浴びるような「規則正しい生活」は、体内リズムを安定させて精神的な平穏や身体的な健康に繋がるほか、睡眠の質を高めてストレス解消や体の回復にも効果的です。

軽いリズム運動

セロトニンの分泌は、「リズム運動」でも促進できます。リズム運動とは、一定のリズムにのって体を動かす運動のことで、ウォーキングやジョギング、自転車、踏み台昇降などが代表的です。また、「呼吸」や「咀嚼(噛むこと)」もリズム運動の一種です。

普段の生活から、テンポやリズムのよい歩き方をしたり、食事のときにリズムよく噛んで食べたりするように意識してください。

ただし、リズム運動でセロトニンの分泌を高めるには、つらいと感じないくらいの運動を「20分」くらい続けることが重要です。とくに早食いの人は、あっという間に食事を終えてしまうケースが多いので、よく噛みながらゆっくりと食事を楽しみましょう。

セロトニンを増やす食べ物

セロトニンの分泌を増やすには、「トリプトファン」と呼ばれる成分が含まれた食材を意識的に摂るのも効果的です。トリプトファンは、タンパク質が豊富な食品に多く含まれていて、セロトニンを作り出す材料になります。

  • 牛乳やプロセスチーズ
  • 大豆食品
  • ゴマ
  • 肉類(レバー)
  • マグロやカツオの赤身

必須アミノ酸のトリプトファンは、体内で作り出すことができない物質なので、食品から摂取する必要があります。炭水化物と一緒に摂ると吸収効率がアップするので、ご飯と一緒に食べると効果的です。

痩せた自分を想像する

痩せたときの自分のスタイルを「想像する」ことも、痩せる脳を作るのに重要です。体重を何キロまで落としたいと思うよりも、「こんなスッキリしたお腹になりたい!」や「昔の服が着れるようになりたい!」といった具体的な理想をあげることで、脳はよりイメージを描きやすくなります。

憧れのモデルさんやかわいい服などの写真を「よく見える場所」に貼っておくことで、脳に理想をインプットさせて、無意識に痩せる方向へと行動を向かせることができます。とてもシンプルな方法ですが、痩せる脳をつくるのに効果的なので、ぜひ試してみてください。

まとめ

痩せる脳をつくるは、自分の考え方や生活習慣、日々のストレスなどを上手に改善していくことが大切です。あまり自分を追い詰めずに「気楽な気持ち」でダイエットに取り組むことがダイエットを成功させる近道になるかもしれませんよ。

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