ヨーグルト断食は、断食とヨーグルトの相乗効果により「痩せやすい体」をつくって、様々なダイエット法の効果を加速させてくれます。
通常、断食は数日間何も食べずに生活するため、医師の指導や信頼性のある情報を元に行わなければいけませんが、ヨーグルト断食の場合、体への負担が少なく期間も「一日」程度と短いので気軽に行える手軽さが魅力です。
今回は、ヨーグルト断食の効果や上手なやり方、気をつけたい注意点などをご紹介。胃や腸をすっきりさせて、老廃物を溜め込まない体内環境をつくりましょう。
ヨーグルト断食の効果とメリット
現代人は、栄養過多
私たち現代人は、栄養を過剰に摂りすぎていると言われています。毎日3食、栄養価の高い食品を食べ続けることで、胃や腸、肝臓、腎臓などの内臓は休みなく働き続けて、かなりの負担がかかっています。
また、食べ物を食べることで徐々に体内に溜まっていく毒素(野菜の農薬や加工食品の化学物質など)も、ダイエットや体調、肌の質に悪い影響を与えています。
プチ断食で体内環境すっきり
このような体内環境をすっきりと改善するのに役立つのが「プチ断食」です。断食をすることで体内に溜まった余分なモノが排出できて、キレイな体内環境へと戻すことができます。
さらに、一般的な断食の場合は、数日間まったく何も食べずに過ごす必要があるので、やり方を間違ってしまうと体への負担が大きくなりますが、プチ断食であれば、一日~数日だけ行なえばOKなので、週末や連休などに気軽にチャレンジすることができます。
ヨーグルト断食で痩せやすい体づくり
体内環境をリセットして痩せやすい体質づくりを行なうのなら、「ヨーグルト断食」と呼ばれるヨーグルトのみを食べるプチ断食がおすすめです。
一定期間ヨーグルト以外の食べ物を体に入れないことで、内臓の消化機能をしっかり休ませることができますし、空腹感や食べれないストレスでどか食いをしたり、断食後に食べ過ぎてリバウンドしてしまったりするケースを防ぐことができます。
ヨーグルト+断食の相乗効果
ヨーグルト断食では、ヨーグルトのもつダイエット効果も同時に得られるメリットがあります。断食による消化器官の回復や毒素の排出と、ヨーグルトの腸内環境を整える効果の相乗効果により、さらに痩せやすい体質づくりが行なえて一石二鳥なんです。
例えば、ヨーグルト断食を行なうことで、次のような体内改善の促進が期待できます。
- 便秘になりにくい
- 脂肪燃焼しやすい
- 毒素が溜まりにくい
- 代謝が良くなる
ヨーグルトには、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を増やして、代謝や内臓機能を低下させる悪玉菌を減らす効果があります。内臓の働きが活発になることで、脂肪燃焼されやすい代謝の良い体質をつくることに繋がります。
また、断食中に不足するビタミンやミネラル、タンパク質なども摂取できるので、筋肉や内臓の働きを維持することにも役立ちます。
ヨーグルト断食のやり方
ヨーグルト断食のやり方はとてもシンプル。週末などを利用して「1日~1日半」の間ヨーグルトのみで生活するだけです。月一回のペースで行いましょう。
ヨーグルト断食(1日)の場合
ヨーグルト断食を「1日」だけ行なう場合は、1日3食をヨーグルトに置き換えます。
- 1日3食をヨーグルトにする
- お水をよく飲む
- 前日の夕食は軽めにする
ヨーグルト断食 (1日半)の場合
ヨーグルト断食を「1日半」行なう場合は、二日目の昼食まで続けます。
- 1日目の3食をヨーグルトにする
- 2日目の朝・昼の2食をヨーグルトにする
- お水をよく飲む
- 前日の夕食と2日目の夕食は軽めにする
ヨーグルト断食の効果を高めるポイント
- 食べる量は、1回150g程度
- プレーンヨーグルトを食べる
- 炭酸水を飲む
ヨーグルトは、脂肪分が多い食べ物なので食べ過ぎには要注意です。もの足りない場合は、ヨーグルトの量を増やすよりも、豆乳か野菜ジュースを「200ml」程度プラスするようにしましょう。また、ダイエット効果を高めたいのなら、「ホットヨーグルト」にして食べることで、体温が上がって代謝が良くなるので試してみてください。
お水は、一日「1.5~2リットル」くらいを目安に、食事を終えたタイミングや合間に「一回300ml」程度を飲むようにしましょう。お水を「炭酸水(無糖のもの)」にすれば、満腹感が高まり、血行促進や便秘解消の効果を得ることもできます。レモンの絞り汁を入れるのもオススメです。
断食前日の夕食と2日目の夕食は、消化に良い食べ物でお腹を慣らすことが大切です。量も少なめにして、味付けが濃すぎないモノを食べてください。
ヨーグルト断食の後は、食べ過ぎに注意
断食後の食べ過ぎにも注意しましょう。とくに、揚げ物や辛い食べ物は、刺激の少ない食事に慣れた胃腸には負担が大きいので控えるのが一番です。胃が荒れて痛みがでたり、栄養を必要以上に吸収して太ってしまったりするデメリットがあるので十分に気をつけてください。
少なくとも、ヨーグルト断食を行なった「翌日の朝食」や「2日目の夕食」は、刺激の少ない食べ物を選ぶことが大切です。できるなら「翌日の3食」も胃に優しい消化の良い食べ物にするのが理想的です。
まとめ
現代は過食・飽食の時代といわれているので、何気なく食生活を送っているだけでは、内臓の疲れや毒素の蓄積を改善することは難しくなります。そのため、月一回のヨーグルト断食を活用することで、消化器官を労りながらダイエットや美肌づくりに適した体内環境へと導いていきましょう。