ナマケモノのながらダイエット

ビールを飲んでも痩せる人のヒミツ – 飲みながらダイエット3

ビールを飲んでも痩せる人のヒミツ – 飲みながらダイエット3

ビール好きの人にとって、ダイエット中の禁酒ほど苦しいことはないはず。でも、ビールは太るから…と諦めている人がいる一方で、毎日楽しくビールを飲みながらでもダイエットに成功した人がいたりします。

ビールを飲んでも痩せる人のヒミツって何なんでしょうか?もしも、誰でも真似できる方法で晩酌を楽しみながらダイエットが行なえるとしたら…。

今回は、ビールを飲みながらでもダイエットを成功させるための「飲むときのルール」や、ビールによる嬉しいダイエット効果などをご紹介。ビール好きの人は、もう我慢しなくてもいいかも。

ビールは太る?太らない?

ビールと肥満の関係でよく知られているのが「ビール腹」です。しかし、ビールを毎日飲むことと、このビール腹にはとくに関係性が無いとのこと。結局、ビールが太ると言われる所以は、食べ物よるカロリーオーバーや運動不足が原因なんです。

ということは、ビールはいくら飲んでも大丈夫なんだ!というわけでもありません…。ビールは醸造酒と呼ばれる種類のお酒で、「糖質」が多いお酒のひとつです。糖質(炭水化物)は摂りすぎると太る原因になるので、ダイエット中はとくに気にしなければいけない栄養素。

つまり、ダイエット中にビールを飲みたい人にとっては、糖質量が「悩みの種」になってきます。

ビールの糖質は3分の1

しかし、嬉しいことにビールに含まれる糖質は、全体の3分の1ほど。残りの3分の2は「アルコール」が占めています。アルコールは、エンプティカロリーと呼ばれる脂肪にならないカロリーなので、ダイエットの足を引っ張ることはありません。

基本的にビールのカロリーを見る場合、「全体のカロリー」を見てしまいがちです。例えば、缶ビール(350ml)で「約140kcal」なので、代表的な糖質であるご飯で考えると、お茶碗7分目くらいのカロリーになります。

これだけで見てしまうと、「やっぱりビールって太るよね…」となってしまいますが、ビールに含まれる糖質は3分の1程度。カロリーでいうと「50kcal」くらいになります。この量なら飲みすぎずに「適量」を守って飲むのであれば太ることはまずありません。

ビールを飲んでも痩せるダイエット方法

いくらビール自体が太らない(太りにくい)飲み物といっても、ダイエット中は飲み方に「ルール」を設けることが大切です。

ビールは350ml缶で「1日2本」まで

ビールを飲みながらダイエットをする上で、最も重要なポイントが「飲む量」です。ビールは糖質が多くないとはいえ、蒸留酒に比べれば多いのは事実。飲みすぎには要注意です。

ビールは350ml缶なら、「1日2本」までが理想的です。物足りないという人もいるかもしれませんが、ダイエット中に晩酌できるだけでも良しとするしかありません…。これは糖質量でいうと、100kcalくらいなので、ご飯半分にも満たない量で済みます。

太らないことが目的ならもう少し飲めそうですが、痩せることが目的のダイエット中は、このくらいで我慢する必要がありそうです。もちろん、それ以下の量でも十分満足できる人は、350mlや500mlの缶ビール1本に抑えてみてください。

ビールは夕食の最初に飲む

ダイエット中にビールを飲むのなら、夕食の最初に飲むのが効果的です。ビールの炭酸が胃を膨らませてくれるので、満腹感が得やすくなって食べすぎを予防できます。

ビールを適量飲んで胃を満たしたら、夕食のおかずを食べ始めましょう。このときに注意したいのが、炭水化物(糖質)の摂取です。ご飯を一緒に食べてしまうと、糖質量が多くなりすぎるので、カロリーオーバーの原因になります。

夕食時にビールを飲むときは、おかずをおつまみ代わりにして、お米やパン、麺類などは控えるようにしてくださいね。

食後や食事中にお水を同量飲む

食事中や食後にビールと同じ量の「お水」を飲むと、さらにダイエット効果が高まります。アルコールには強い利尿作用があるので、体が脱水症状などの水分不足に陥ることも。

体内の水分量が不足してしまうと、脂肪の分解が上手く働かなくなって燃焼や代謝が悪くなってしまいます。これはダイエットには、かなりのマイナス要因。

また、お水を飲めばその分だけ胃を満たすことができるで、食べすぎ防止にも繋がります。

おかずは低カロリーに

ダイエットを成功させたいなら、おかずにも注意。高カロリーなものばかりを沢山食べてしまっては、ビールの飲み方を工夫しても意味がありません。

夕食は、野菜中心のメニューにプラスして、良質なタンパク質が取れてカロリーの低い大豆食品(豆腐・納豆・煮豆・枝豆・厚揚げ)や、鶏ささみ、イカやタコなどが理想的です。

ただし、炭水化物や脂質も私たちの健康には重要な栄養素なので、朝食や昼食にきちんと摂るように意識してください。

飲みすぎたら、次の日リカバリー

飲み会などでは、さすがに缶ビール2本程度の量というわけにはいきませんよね…。どうしても普段以上に飲みすぎてしまうなんてこともあります。

そんな時は、すぐ次の日にリカバリーすることが大切。自分が一日に食べれる&飲める量をきちんと決めておくことで、次の日に調整しやすくなります。

注意したいのが、食事回数を減らして調整しないこと。空腹が続くのを我慢するような方法はとらないでください。食べる量や回数を減らすよりも、カロリー摂取量を減らせるような食材・食品を選んでカロリーコントロールしましょう。

糖質ゼロや発泡酒について

糖質ゼロや糖質フリーのビールは?

ビールに含まれる糖質がダイエットに良くないのなら、「糖質ゼロ」のビールなら問題ないように思えます。しかし、糖質ゼロのビールとは言っても、単純に「糖質が完全にゼロ」というわけでは無いので要注意です。

糖質ゼロという表記は、「100mlあたりの糖質が0.5g以下」という意味らしいので、糖質がないから飲み放題!なんて喜んでいると残念なことになるかも…。もちろん、通常のビールよりは糖質が少ないのは事実なので、カロリー計算をしながら飲みすぎないようにしてくださいね。

発泡酒や第三のビールは?

発泡酒や第三のビールは、ビールとは別物の飲み物ですが、アルコールや糖質の考え方は同じです。ビールと同様に、炭酸による満腹感などの効果も同じなので、価格や自分が飲みやすいものを選べばOKです。

また、ノンアルコールビールの場合でも、アルコールは入っていなくても糖質は含まれていることがあるので、飲みすぎには注意してください。

まとめ

ビールを飲みながらダイエットを続けたい人は、飲む量や飲み方、おつまみなどに意識を向けることで、辛い禁酒生活から逃れることができるはずです。

ビールは、太らないどころか痩せる飲み物としても活用できますので、ビール好きの人はカロリーコントロールをしながら上手に取り入れてみてくださいね。

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