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ヨーグルトの食べ過ぎと痩せる食べ方 – 食べながらダイエット7

ヨーグルトの食べ過ぎと痩せる食べ方 – 食べながらダイエット7

食べながら健康的に痩せるダイエット法として、「ヨーグルトダイエット」が人気です。ヨーグルトには、お腹の調子を整えて便秘を解消する働きあるので、ダイエットにとても効果的なんです。

でも、ヨーグルトは痩せる!と信じこんでパクパク食べ過ぎてしまうのはNG。正しい食べ方をしていないと、逆にダイエットの足をひっぱる存在になることも…。

今回は、ヨーグルトを食べながらダイエットするときに注意したい「食べ過ぎ」と「食べ方」についてご紹介。ポイントをきちんと押えて効果的に痩せちゃいましょう!

ヨーグルトの食べ過ぎによるダイエットへの影響

いまやヨーグルトは、美容や健康への効果はもちろんのこと、優れたダイエット食品としてもよく知られている存在です。朝の忙しい時間から、小腹が空いた時のおやつ、夕食後のデザートまで、幅広く私たちの食生活に取り入れられています。

とくに、ヨーグルトはダイエット中の人に最適な食べ物で、以下のようなダイエット効果が期待できます。

  • 便秘の改善
  • 脂肪の燃焼
  • 代謝の改善
  • ストレス解消

しかし、いくら体に良い食べ物だからといって食べ過ぎてしまえば、体にマイナスな影響を与えてしまうのは当然のこと。しかも、そのマイナス面がダイエットの邪魔になるかもれないんです。

① ヨーグルトで下痢になる

ヨーグルトには、腸内環境を正常化して便秘を改善する効果がありますが、食べ過ぎてしまうと、「下痢」になることがあります。そして、この下痢がダイエットに悪影響を与えるんです。

下痢になったときに一番心配なのが、「脱水症状」です。この脱水症状によって、体が水分不足に陥ることで、体内の水分バランスが崩れて代謝機能が低下します。代謝が悪いと、「痩せにくく太りやすい」体質になるのでダイエットにはマイナスです。

さらに、腸内できちんと栄養が吸収できなくなるので、私たちの体は「栄養不足」・「飢餓状態」といった反応を示すようになります。その結果、代謝機能が低下して「省エネモード」に切り替わることで、脂肪をできるだけ溜め込もうと働きます。

下痢を予防するヨーグルトの食べ方

  • 冷蔵庫で冷やさずに、常温で食べる
  • ゆっくり食べる(一気に食べない)
  • 無糖タイプを選ぶ(甘味料は消化しづらいので)

ヨーグルトダイエットを始めて、「なんだか最近、下痢気味…」なんていう人は、食べ過ぎを疑ってみてくださいね。

② ヨーグルトで便秘になる

便秘解消で知られるヨーグルトですが、食べ過ぎてしまうと「便秘を悪化」させる恐れもあるんです。ダイエットのためにお通じを良くしたいと思っって、毎日たっぷり食べていると、かえって太りやすくなることも。

ヨーグルトは半固形状でドロドロしているので、一見するとすぐに消化されそうに見えますが、タンパク質や脂質が主な成分なので、意外と消化に時間がかかります。

そのため、食べ過ぎてしまうと、お肉を沢山食べたときと同様に、消化しきれないタンパク質が腸内に長時間留まることに。すると、善玉菌が減って悪玉菌が増えることで、便秘解消どころか、さらに悪化させてしまう原因になるんです。

便秘を悪化させないヨーグルトの食べ方

便秘になるもう一つの原因に、自分の「体質に合わないヨーグルト」を食べ過ぎていることが挙げられます。腸内環境を整えてくれる乳酸菌には、数多くの種類があって、人それぞれの体質により合う合わないがあるんです。

ヨーグルトの相性を確認するには、「2週間」で変化を感じるかがポイントです。こればかりは自分で試してみるしかありませんので、便やお腹の調子などの様子を見ながらぴったりのヨーグルトを見つけてくださいね。

③ ヨーグルトで体が冷える

ヨーグルトなどの乳製品には、「体を冷やす」作用があると言われています。東洋医学では、食べ物には「陰と陽」があって、陰性の食品を食べると体を冷やすという特性があります。そして、ヨーグルトはこの陰性食品に当たるんです。

さらに、ヨーグルトにフルーツを加えて食べている人も要注意。南国で採れるような果物(パイナップル・バナナ・マンゴーなど)も陰性食品なので、余計に体を冷やしてしまいます。

ダイエットでは、体を冷やすことはNGなので要注意。体温が下がることで代謝機能が低下して、脂肪が燃焼されにくい体質になってしまうからです。

体を冷やさないヨーグルトの食べ方

ヨーグルトで体を冷やしたくないなら、「ホットヨーグルト」がおすすめです。ホットヨーグルトとは、その名の通り、温めたヨーグルトです。

乳酸菌は、30度後半~40度にかけて活発になるので、冷蔵庫に冷やしてから食べると、乳酸菌の働きを弱めてしまいます。さらに、温かい食べ物を食べることは、消化機能を向上させて代謝力を高めるのにも有効な手段です。

ホットヨーグルトは、口当たりもマイルドになって独特な酸味も飛ぶので、もともとヨーグルトが苦手という人にもおすすめですよ。

④ ヨーグルトは意外とカロリーが高い

ヨーグルトは痩せる!という言葉には、「大きな落とし穴」があります。ヨーグルトは、意外とカロリーが高い食べ物なので、食べ過ぎてしまうとダイエットどころか、肥満の原因になることも。

加糖のものは当然ながら、無糖タイプのヨーグルトであっても、「100gあたり65kcal前後」のカロリーがあるので、食べ過ぎてしまうと、明らかにカロリーオーバーになります。これに、フルーツやシリアルをさらに足してしまうと、かなり太りやすくなりますね…。

また、ヨーグルトなどの乳製品は脂質もやや高めで、飽和脂肪酸と呼ばれる動物性の脂肪なので、常温では溶けにくく、悪玉コレステロールを増やす原因にもなります。

カロリーを意識したヨーグルトの食べ方

  • 目安は、100g~200g
  • プレーンヨーグルトを食べる
  • フルーツを入れない
  • シリアルやフルーツグラノーラを入れない
  • 低脂肪タイプのものを選ぶ
  • 豆乳ヨーグルトもおすすめ

酸っぱいヨーグルトは苦手…という人は、砂糖のかわりに「オリゴ糖」を入れるようにしましょう。カロリーが低いだけでなく、ビフィズス菌のエサになって、悪玉菌の増殖を抑えてくれます。腸内環境が整うので、便秘や下痢の改善にも効果的ですよ。

まとめ

ヨーグルトに限ったことではありませんが、どんなに美容や健康、そしてダイエットに良いと言われている食品でも、食べ過ぎてしまうとマイナス要素が大きくなってしまいます。

ダイエットでは、バランスのよい栄養補給が大切です。ヨーグルトばかりに頼るのではなく、効果的に活用することで、食べながら健康的にダイエットを行なっていきましょうね。

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