ダイエット中に麺類を食べたくなったら、「讃岐うどん」がおすすめ。炭水化物であるうどんは、ダイエット時には食べるのをつい躊躇しがちな食品ですが、「食べ方」をちょっぴり工夫するだけで、痩せる食べ物として活用できます。
とくに、コシのつよい「讃岐うどん」を用いた食べながらダイエットなら、大きな満足感が得やすく、辛い食事制限による挫折を味わうこともなくなるはずです。
今回は、うどんを食べながら効果的にダイエットするための方法についてご紹介。上手な食べ方や飽きのこないトッピングで、食事を楽しみながら痩せちゃいましょう!
讃岐うどんダイエットの効果&メリット
ダイエットでは、「炭水化物は太る!」というのは常識です。でも一方で、炭水化物は私たちの体を健やかに保つために不可欠な栄養素でもあるんです。
そこで、日本人にもお馴染みの麺類である「うどん」を活用してダイエットしましょう。とくに、讃岐うどんの食べ方を工夫することで、健康的に痩せることができます。
効果① 歯ごたえで満腹感UP
ダイエットにわざわざ「讃岐うどん」を選ぶ理由は、「歯ごたえ」が良い食べ物だからです。讃岐うどんは「コシがとても強い」ので、自然と一口一口しっかりと噛みながら食べるようになります。
そして、この「よく噛む」という動作が、ダイエットには最適な食べ方なんです。たくさんの咀嚼を行うと、神経伝達物質であるヒスタミンが分泌されることで、満腹中枢が刺激されて少量の食事でも満腹感を得やすくなります。つまり、摂取カロリーを無理なく抑えることができるというわけです。
さらには、「噛む効果」には交感神経を刺激したり、細胞の働きを活性化したりする働きもあるので、脂肪燃焼効率や代謝力を向上させて、「痩せやすく太りにくい」体質づくりに繋がります。
※食事の際の噛む効果については、「食べながらダイエット⑤ よく噛む効果と痩せるための成功術」で詳しくご紹介しています。
効果② 低カロリー
うどんは白米などの他の炭水化物に比べて、はるかに低カロリーな食べ物です。そのため、普段の主食をうどんに置き換えるだけでも、摂取カロリーを減らせるメリットがあります。
例えば、白米のカロリーは「100gあたり160kcal」ですが、うどんでは、「100gあたり105kcal」とカロリーが低めです。白米の約3分の2くらいのカロリーに抑えることができるので、ダイエット中の主食としてとても優れています。
効果③ 炭水化物が少ない
意外かもしれませんが、うどんは炭水化物を含む他の食品よりも、炭水化物の量がはるかに少ないんです。例えば、茹でたうどんは「 100gあたり 21.6g 」ですが、他の食品の場合は、
- 食パン 47g
- 白米 37g
- お餅 50g
- マカロニ・パスタ 28g
と、うどんよりもかなり多くの炭水化物を含んでいることが分かります。ダイエットや健康を考えたときに、炭水化物を摂りすぎることはマイナスですが、まったく摂らないのも体に良くありません。うどんを有効活用することで、太らない炭水化物の摂り方をしていきましょう。
讃岐うどんダイエットのやり方
うどんダイエットのやり方は、とてもシンプルです。うどんの種類は、歯ごたえのある「讃岐うどん」を選んで、主食を一日一食だけうどんに置き換えるだけです。
ただし、1日3食全部をうどんに変えるのはNG。栄養が偏りすぎて健康面でマイナスになったり、飽きがきて食べながらダイエットを挫折したりする原因になるので注意してください。
基本的に朝昼晩のどのタイミングでうどんに置き換えても問題ありませんが、炭水化物やカロリーの面から考えると、「夜ご飯」にうどんを取り入れるのがおすすめです。夜は、昼とは違って消費カロリーも少なくなりがちなので、摂取カロリーを減らす取り組みが大切です。
また、当然ながら、うどんがいくら炭水化物やカロリーが低い食べ物とはいえ、食べ過ぎてしまうと肥満の原因になるので注意してくださいね。
うどんダイエットは、具やトッピングが大切!
うどんダイエットでは、一緒に食べる具や薬味などのトッピングも大切です。うどんだからと言って、天ぷらうどんやカレーうどん、煮込みうどんなどをカロリーを無視して食べれるわけじゃありません…。
あくまで、うどんに加える食材もしっかりと選びながら、トータルで摂取カロリーやダイエット効果をコントロールしていきましょう。
① たまご
うどんのトッピングの第一候補は、「たまご」です。たまごは、茹で上がったうどんにかけて混ぜるだけで食べれるので、あまり時間がないときにもおすすめ具材です。
たまごは、色んな栄養素が豊富に含まれていますが、とくに「ビタミンB1」は糖質(炭水化物)の代謝を助ける働きがあるのでダイエットに最適です。また、アミノ酸をバランス良く含む良質なタンパク質が摂取できるので、筋トレによるダイエットにもぴったりですよ。
② ワカメ
ワカメもうどんのトッピングにお勧めです。ワカメには、食物繊維が多く含まれていて、ダイエットの大敵である便通の改善に役立ちます。
さらに、ワカメの食物繊維は、日本人が不足しがちな「水溶性食物繊維」で、血糖値の急激な上昇や脂肪の吸収を抑えたり、血中のコレステロールを減少させたりする効果があります。
もちろん、低下カロリーなところやミネラルが豊富なところも嬉しい点ですね。
③ ネギ
うどんの薬味の王道といえば、「ネギ」ですよね。このネギにもダイエット効果が秘められているんです。
ネギに含まれる「アリシン」という成分には、糖質燃焼を促進する効果があると言われているので、うどんなどの炭水化物と一緒に摂ることでダイエット効果が高まります。
さらには、糖質の代謝を助けるビタミンB1の吸収も良くしてくれるので、たまごなどと一緒に食べるのがおすすめですよ。
まとめ
うどんダイエットでは、「絶対に讃岐うどんじゃなきゃダメ!」というわけではありません。「しっかり噛みながら食べる」ことを意識できれば、他のうどんでも間違いなくダイエット効果を得ることができます。ただし、茹ですぎて柔らかくなりすぎると、噛む回数が減ってしまうので注意してください。
うどんは、様々なトッピングが楽しめるのも良いところ。ぜひ、主食を一日一食だけ「うどん」に置き換えることで、食べながら健康的に理想のスタイルを手に入れてくださいね。