朝バナナで痩せる効果的なやり方と注意点 – 食べながらダイエット10

2017/02/06 果物 , 食べ物

一時期大ブームを巻き起こした「バナナダイエット」。その効果は、雑誌やTV、ネット上の口コミなどでも好評で、たくさんの人が挑戦したのではないでしょうか。

そんな朝バナナダイエットの良いところは、無理をせずに食べながら痩せることができる点ですが、人によっては、「全然痩せない…、逆に太った…」なんていう失敗談があることも…。

今回は、朝バナナダイエットの効果的なやり方や、失敗しないための注意点についてご紹介。バナナを食べながら痩せた人が守っていた「食べるポイント」を調べてみました。

朝バナナのダイエット効果

朝バナナダイエットは、その名の通り「朝食にバナナを食べる」だけのダイエット法です。バナナは、とても栄養価の高い果物なので、痩せる効果だけでなく、美容面や健康面にもプラスなのは何となく想像できると思います。

でも、なぜ「朝」に食べる必要があるんでしょうか…。それには、ちゃんとした理由があるんです。

① 栄養たっぷり低カロリー

お仕事や家事に追われて、忙しさのあまりつい朝食を抜いてしまう…なんて人もいると思います。でも、朝食には一日を活動的に過ごすためのエネルギー源としての重要な役割があります。

朝起きたときは、寝ている間にブドウ糖が消費されているために、血糖値が低い状態になっています。ブドウ糖は脳の働きを活性化して、集中力を高めるために不可欠な存在なので、きちんと朝食をとって栄養補給しないと、仕事も勉強も疎かになってしまいます。

とはいえ、ダイエット中はどうしてもカロリーが気になるもの…。そこでお勧めなのが、「バナナ」というわけです。

バナナは、手軽に食べられることはもちろん、エネルギー源となるブドウ糖などが含まれていて、ビタミンやミネラルもきちんと摂取できるので、朝の栄養補給にはピッタリの食べ物です。

さらに、バナナは、1本で「70～100kcal」くらいとかなり低カロリー。ご飯一杯が「235～400kcal」、食パン一枚が「130～260kcal」なので、その他におかずやバター・ジャムなんかを加えると…その差は歴然ですよね。

つまり、朝食にバナナを1～2本食べるだけで、しっかりと栄養補給をしながらも、ダイエットのために大幅に摂取カロリーを抑えることができるんです。

② 腸内環境を整えて肥満防止

バナナの炭水化物は、3分の2が「食物繊維」で、残りがブドウ糖です。そのため、食物繊維により便秘が解消されることで、肥満を防止する効果が期待できます。

これは、便秘解消により、体内の脂分や老廃物がスムーズに排出されることが理由です。さらに、腸内環境が整えられてキレイになることで、消化活動が活発になって代謝力アップにより「痩せやすく太りにくい」体質へと改善することができます。

また、バナナには食物繊維の一種である「ペクチン」が含まれているので、コレステロール値や血糖値が抑えられて、よりダイエットに理想的な体内環境をつくることができます。

③ ビタミンで代謝アップ

バナナは、腸活動を活発にして代謝力を向上させるだけでなく、「ビタミンB群」の効果により代謝機能をさらに高めてくれます。

例えば、ビタミンB1やB2、B6などは、炭水化物や脂質、タンパク質の代謝に欠かせない栄養素で、皮膚や粘膜の保護、成長の促進などにも役立つ栄養素です。

よくスポーツ選手が休憩中にバナナを食べてるシーンを見かけますが、これはビタミンB群が含まれていることでブドウ糖が効果的に燃やされて、すぐにエネルギー源として活用できるためです。

④ カリウムでむくみ解消

バナナには、ミネラルの一種である「カリウム」が含有されてます。その量は100gあたり「360mg」と、一般的なフルーツの中でもトップクラス。そして、このカリウムには、女性を悩ませる「むくみ」を解消する効果があるんです。

カリウムには、むくみの主な原因である、増えすぎたナトリウム（塩分）を排出して、細胞内の浸透圧バランスを整えてくれる働きがあります。また、体内の脂肪燃焼を高める作用もあるので、ダイエットにも効果的な栄養素です。

朝バナナダイエットの上手なやり方

朝バナナダイエットを成功させるには、きちんとポイントを押えておくことが大切です。なんとなく自己流で食べていては、かえって太る原因にもなるので注意してくださいね。

朝食に、1～2本のバナナを食べる
一緒に、常温の水を飲む
昼・夜はバランスの良い食事をする
就寝4時間前までには食べ終わる
しっかり睡眠ととる

バナナダイエットでは、一緒に水を飲むことも大切です。食物繊維が水分を含んで膨らむことで、腹持ちも良くなりますし、便秘解消効果も高まります。ただし、冷たいお水の場合、体を冷やしたり胃腸に負担をかけたりするので、「常温の水」を飲むようにしてください。

また、昼夜はきちんとバランスの良い食事をとるようにして、栄養が偏らないように注意しましょう。炭水化物や脂質のとりすぎに気をつけながら、良質なタンパク質やビタミン、ミネラルをしっかり摂取してください。

そして、夜の食事は、「20時まで」に食べ終わるのが理想です。お仕事などで遅くなったときは、できるだけ「寝る4時間前」までには食事を済ませてください。あまり遅い時間帯に食べてしまうと、太る原因になるだけでなく、睡眠の質を下げることにも繋がります。睡眠不足もダイエットにはマイナスな要素なので気をつけましょう。