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アスパラガスの痩せる効果と種類の違い – 食べながらダイエット17

アスパラガスの痩せる効果と種類の違い – 食べながらダイエット17

アスパラガスのダイエット効果をご存知ですか?アスパラガスには、ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素だけでなく、アスパラガスならではのダイエットに効果的な成分が含まれています。

また、アスパラガスには、グリーンやホワイト、紫など、いくつかの種類がありますが、それぞれがもつ栄養価にも特徴があるので、その効果にも違いがあるんです。

今回は、アスパラガスのダイエット効果や種類別の特徴についてご紹介。ダイエット効果だけではなく、美容の面でもおすすめの野菜ですよ。

アスパラガスにダイエット効果ってあるの?

アスパラガスに含まれる栄養素には、色んなダイエット効果が期待できます。

① アスパラギン酸による効果

アスパラギン酸は、アスパラガスから発見された成分で、疲労回復の栄養素として知られています。なぜ疲労回復の効果があるのかというと、アスパラギン酸には以下のような作用があるからです。

  • 毒素を体外に排出する
  • 水分バランスを整える
  • ストレスへの抵抗性を高める

そして、これらの作用はダイエットにも役立つものです。

代謝を高めて「脂肪を燃焼」

アスパラギン酸には、毒素であるアンモニアを排出する作用があるので、脂肪燃焼にとって重要な「代謝機能」を高めるのに効果的です。

アンモニアなどの毒素が体内に残って蓄積されていくと、ホルモンバランスの乱れや血行不良、内臓機能・新陳代謝などの低下を引き起こす原因になります。その結果、代謝機能までもが低下してしまって、「痩せにくく太りやすい体質」になってしまいます。

水分バランスを整えて「むくみ解消」

アスパラギン酸には、体内の水分(体液)のバランスを整える作用があるので、「むくみ解消」にも効果的です。

本来、体液バランスは、カリウムとナトリウムのバランスで成り立っていますが、塩分の摂り過ぎやカリウム不足、疲労やストレス、運動不足などによって崩れてしまうことも。すると、体内に余分な水分が溜め込まれてしまい「むくみ」が発生します。

アスパラガスには、水分バランスを整える効果だけでなく、現代人が不足しがちなカリウムも豊富に含まれているので、むくみに悩んでいる人には特におすすめですよ。

ストレスの抵抗性を高める

アスパラギン酸は興奮性のアミノ酸系伝達物質で、中枢神経に作用することで「ストレス抵抗性」を高めると言われています。

ダイエット中は、体重が思うように減らなかったり、食べたいモノを我慢したりすると、どうしてもストレスが溜まりがちです。ストレスに負けてしまうと、どか食いやリバウンドの原因にもなるので要注意です。

② 食物繊維で便秘解消

アスパラガスは食物繊維が豊富なので、「便秘解消」にも役立つ野菜です。アスパラガスの食物繊維は、100gあたり「2.1g」。これは、キャベツや白菜、大根などよりも多い量です。

アスパラガスは、とくに不溶性食物繊維が多いので、腸内のぜん動運動を助けることで、便通を良くする効果が期待できます。また、腸内の便の滞りが改善されれば、腸内活動も活発になるので代謝機能も向上します。

不溶性食物繊維は、胃の中で水分を含んで膨れることで満腹感を感じやすくなるメリットもあるので、腹持ちを良くすることにも役立ちます。

③ ルチンやビタミンEで血行改善

アスパラガスには、抗酸化作用をもつ「ルチン」というポリフェノールが多く含まれています。ルチンには、強い抗酸化作用があり、活性酸素による細胞の老化や生活習慣病を予防する効果があります。

毛細血管の弾力を保って血流をスムーズにしてくれるので、血行改善にも役立つ成分です。また、コラーゲンを生成するビタミンCの吸収率も高めてくれるので、美容の面でも効果的です。

さらに、アスパラガスには、「ビタミンE」も豊富。ビタミンEは、血中のコレステロールを減らして、血流を促進する効果があります。女性ホルモンのバランスを整えたり、冷え性や肩こり、生理痛などを改善したりする働きもあって、「若返りのビタミン」と呼ばれることも。

血行不良になると、全身に酸素が行き渡らなくなって代謝力も低下してしまうので注意してくださいね。

④ ビタミンB群で、脂肪を溜め込ませない

アスパラガスは、ビタミンB1やB2といった「ビタミンB群」が豊富な野菜です。ビタミンB群といえば、ダイエットには欠かせないビタミンのひとつ。効率的な脂質や糖質の代謝をサポートすることで、余計な脂肪が蓄積されるのを防ぐ効果があります。

最近は、「糖質制限」や「油抜き」などのダイエット法が人気ですが、糖質も脂質も私たちの体を健康的に保つために必要な栄養素です。食べ過ぎることは控えないといけませんが、必要量はきちんと摂取することが大事なので、ビタミンB群により代謝力を高めることを意識してみてくださいね。

アスパラガスの種類別の特徴

アスパラガスの種類は、品種や日光を浴びた期間によって違いがあります。そのため、栄養価にもそれぞれの特徴があるので、特徴を知ることで上手に活用していくことが大切です。

グリーンアスパラ

グリーンアスパラは、太陽の恵みである日光をたくさん浴びて育っています。そのため、栄養価がとても高いのが特徴です。ダイエットに効果的なビタミンB1やB2、抗酸化作用のあるβカロテン、血流を改善するムチンなども豊富に含まれています。

ホワイトアスパラ

ホワイトアスパラは、日光が当たらないように栽培されるので、グリーンアスパラに比べると栄養価が落ちます。しかし、アクが少なくて柔らかい食感なので食べやすく、抗酸化作用のあるポリフェノールは、グリーンアスパラの1.5倍と言われています。

また、茎や根の部分には、「サポニン」という成分が多く含まれていて、コレステロール値を下げて肥満を予防したり、血流を改善して代謝機能を高めたりする効果があります。

紫アスパラガス

紫アスパラガスは、あまり馴染みがないかもしれませんが、グリーンアスパラとは品種が違っていて、ビタミンCが豊富です。甘みが強く歯ごたえも良いので、サラダとして生で食べられることも多いのが特徴です。

紫色の野菜や果物に含まれる「アントシアニン」というポリフェノールが豊富に含まれていて、高い抗酸化作用や目の疲れの予防に効果的です。メタボの原因となる内臓脂肪の蓄積を防ぐ働きもあるので、肥満防止にも役立ちます。

ダイエット効果を高める「食べ方」

アスパラガスを効果的にダイエットに取り入れるには、食べ方をちょっと工夫しましょう。

  • 新鮮なみずみずしいものを選ぶ
  • できればその日に食べる
  • 加熱しすぎない

アスパラガスの選び方としては、穂がしっかりと詰まっていて、皮にハリがあり、みずみずしいモノを選びましょう。切り口が乾いていたり変色したりしていないかもチェックしてください。

野菜は収穫したときから徐々に劣化していきますが、アスパラガスの場合、鮮度が落ちるのが早いと言われているで、出来るだけその日のうちに調理して食べるようにしましょう。

また、アスパラギン酸は熱に弱いので、加熱しすぎないように注意してください。さっと炒めたり茹でたりする程度で、出来るなら新鮮なものを生で食べるのがおすすめです。

まとめ

アスパラガスは、クセが少なく食感もいいので、普段のメニューに取り入れやすい食材だと思います。また、種類によって食感や味にそれぞれ特徴があるので、その日の気分で使い分ける楽しみがあるのもうれしいところ。

ダイエットを成功させるには、偏った食事制限はNGです。バランスの良い食事を心がけながら、アスパラガスの栄養成分を有効活用して、健康的に痩せるようにしてください。

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