豆腐ダイエットは、主食を豆腐一丁に置き換えるだけで、食べながら痩せることができるダイエット法です。豆腐は、私たちの生活に馴染み深い食べ物なので、手軽に始めることができます。
しかし、ヘルシー食品だからといって、何も考えずに食べていると、結局痩せれなかった…なんてことも。豆腐ダイエットを成功させるには、押えておくべきコツがあるんです。
今回は、豆腐ダイエットの効果や上手な取り入れ方についてご紹介。辛い食事制限をしなくても食べながらダイエットができるので、ストレスフリーで続けることができますよ。
主食を豆腐一丁に!そのダイエット効果とは?
豆腐ダイエットはとても人気があって、多くの人が挑戦しているダイエット法です。なんとなく豆腐はヘルシーだからね…なんて理由は思いつきますが、豆腐には「痩せる体質」を作る効果もあるんです。
① 低カロリー
まず最初に、豆腐ダイエットの最大の特徴といえるのが、「低カロリー」なところです。一般的に、豆腐の種類は、「絹ごし」と「木綿」に分かれますが、それぞれのカロリーは、
- 木綿豆腐 … 一丁(300g)で、216kcal
- 絹ごし豆腐 … 一丁(300g)で、168kcal
となっています。一方、日本人の主食であるご飯(白米)は一杯でも、「235~403kcal」なので、置き換えるだけでも摂取カロリーを減らすことができるのは分かると思います。さらに、カロリーを抑えるだけでなく、「糖質」も大幅にカットできるので、ダイエット食品としてとても理想的なんですね。
② 筋肉で代謝力がアップ
豆腐には良質なタンパク質が含まれています。そして、タンパク質は筋肉をつくる元となる成分です。筋肉量が減ってしまうと代謝機能も低下してしまうので、痩せにくく太りやすい体質になってしまいます。
食事制限によるダイエットでは、お肉や魚などの脂質が気になって、どうしてもタンパク質が不足しがちですが、豆腐の原料である大豆は植物性タンパク質なので、脂肪分が少なくて安心です。
③ 中性脂肪やコレステロールを減らす効果
豆腐には、中性脂肪やコレステロールを減らす効果をもつ栄養素がたくさん含まれていて、体に脂肪がつくのを防いでくれます。
例えば、中性脂肪を減らしたりコレステロールを取り除いたりする「大豆レシチン」や、コレステロールの吸収を抑える働きのある「大豆サポニン」、脂質や炭水化物、タンパク質の代謝を助けてる「ビタミンB群」などがあります。
④ 体内の酸素不足を改善
豆腐は「鉄分」も豊富です。鉄分が不足すると、血液中のヘモグロビンが減少して酸素が体中に行き渡らなくなります。その結果、筋肉や内臓の働きがにぶくなって「基礎代謝」が低下することに。基礎代謝が落ちてしまうと、痩せにくい体質になるのでダイエットにはマイナスです。
その他にも、脂肪分解酵素のリパーゼの働きが弱くなったり、疲れやすくなって活動量が低下したりすることで脂肪が落ちにくくなります。また、体内の熱生産が減って冷え性にもなるので、代謝低下により脂肪がつきやくなります。
⑤ 便秘の解消
豆腐に含まれる「オリゴ糖」には、腸内環境を整えて便秘を解消する効果があります。オリゴ糖は、ビフィズス菌などのエサになることで、善玉菌が住みやすく悪玉菌が住みにくい腸内環境をつくってくれます。
腸内活動が正常になれば、余分な脂分がスムーズに便として排出されるだけでなく、腸の動きが活発になることで代謝機能が向上して、ダイエットしやすい体になれます。
豆腐ダイエットの効果的なやり方
正しい豆腐ダイエットのやり方を知って、効果的に痩せましょう!
① 夕食に豆腐を食べる
豆腐ダイエットの効果を高めるには、「夜ご飯」のときに、主食と置き換えるのがおすすめ。
朝やお昼は、活動的に動く時間帯なので消費カロリーも増えますが、夕食後はまったりと省エネモードで過ごす人が多いので、消費エネルギーも低下しがちです。そのため、夜ご飯に摂取カロリーを抑えることで、太りにくい食生活にしましょう。
② 絹ごし or 木綿
豆腐ダイエットで悩むのが、「絹ごし」にするか「木綿」にするかという点です。正直、どちらを選んでもダイエット効果は得られますが、強いて分けるなら、
- カロリーが低いのは、絹ごし豆腐
- より栄養価が高いのは、木綿豆腐
という感じです。でも、食べながらダイエットでは、痩せる食べ物を継続的に食生活に取り入れていくことが大切。そのためには、飽きがこないように「その日の気分に合わせて」選ぶのが、一番無理なく豆腐ダイエットを続けれるコツだと思います。
③ 豆腐ダイエットは、一日一回
早く痩せたい!と思うがあまり、豆腐を毎食おきかえるのはNGです。確かに即効性はあるものの、「ダイエットに成功したけど、結局リバウンド…」なんて失敗談もあるようです。
ダイエットを行う上で、栄養バランスはとても大切。偏った食事のとり方は、ストレスの原因にもなるので挫折しやすくなります。朝やお昼はきちんと食べながら、「一日一回」の豆腐ダイエットに挑戦してみてくださいね。
④ トッピングやドレッシングに注意
いくら豆腐が低カロリーで低糖質とはいっても、トッピングやドレッシングを足せば、その分カロリーも増えてしまうので要注意です。
調味料などは、できるだけお醤油やポン酢くらいにするのが一番ですが、どうしてもコッテリとしたトッピングにしたいときは、よりカロリーの低い絹ごし豆腐を選ぶようにしましょう。
まとめ
豆腐ダイエットでは、「一日一食だけ主食を豆腐に置き換える」ことが大切です。短期間で痩せたい場合は、置き換える回数を増やすのではなく、おかずのカロリーを下げてコントロールしてください。
豆腐ダイエットは、手軽に始めれる割には、成功体験も多い痩せ方です。とっつきやすいダイエット法なので、ぜひ今日から実戦してみてはいかがでしょうか。