食事制限によるダイエットをするなら炭水化物を減らすのがベスト。でも、お米好きの人にとっては、ご飯を食べずに我慢するというのはかなり辛いダイエット法だったりします…。
そんな、お米好きさんにお勧めなのが「おかゆダイエット」という食べながらダイエット法です。普段のご飯を「おかゆ」に変えるだけで痩せる方法なので、ストレスの少ないカロリーコントロールができるんです。
今回は、おかゆを食べながらダイエットするためのやり方や嬉しい効果についてご紹介。体の中から健康的に痩せることができる方法なので、ぜひ試してみてくださいね。
おかゆダイエットの効果!なんで痩せるの?
おかゆダイエットは、口コミでも評判の痩せ方です。やり方はとてもシンプルで、いつもの主食であるご飯を、白米からおかゆに置き換えるだけで行なえます。
おかゆダイエットの嬉しい利点といえば、何といっても「おかずはそのまま」でOKなところ。当然、高カロリーなおかずをバクバク食べていてはダメですが、カロリーを考えた料理なら量を減らさなくてもいいので、無理なく続けることができます。
ではなぜ、ご飯をおかゆに変えるだけで、ダイエットできるのでしょうか?
① 食べる量が減る
ひとつ目の理由が、普段よりも「食べる量が減る」というものです。おかゆは、いつも通り炊いた白米と比べて、水分を多く含んでいるのでお米が膨らみます。その結果、実際は少量にも関わらずボリュームがでるので、満腹感や満足感を得やすくなるんです。
例えば、三分粥にして食べることで、普段のご飯のカロリーを「5分の1」に抑えながら、満足感はいつも通りというストレスの少ない炭水化物ダイエットが行なえます。
また、おかゆは水分が多いので冷めにくく熱さをキープしやすい特徴があります。そのため、ゆっくりと時間をかけて食事をするようになって、より満腹感が増しやすいというメリットも考えられます。
② 便通の改善
おかゆには、お通じを良くする効果があります。おかゆは柔らかく消化に良い食べ物なので、短時間で腸内を通り抜けて、便の元となるカスが残りにくくなります。これは、便秘のように腸内に便が滞り続ける状態を改善できるので、腸の活動を健康的に保つことができます。
さらには、スムーズに腸を通過することで、必要以上に栄養を吸収しなくて済みます。脂分などを体外へ速やかに排出できるようになるので、体に脂肪が溜まりにくくなるんです。
③ 基礎代謝がアップ
おかゆを食べれば基礎代謝がアップして、ダイエットに理想的な「痩せやすく太りにくい」体質になれます。これは、代謝が向上することで体内の脂肪燃焼効果が高まるからです。
代謝が良くなる理由としては、消化がスムーズに進むことで、腸の働きが活発になって、エネルギー消費が増えることが挙げられます。内臓機能が高まることで、代謝力もアップするというわけです。
また、アツアツのおかゆを食べることで、体の芯から温まって体温が上昇します。体内温度が高まれば、血行が良くなって自然と代謝機能も高まってくれるので、より痩せやすい体質づくりができるんです。
良好な代謝は、リバウンドを予防して体重を維持することにも役立つので、ダイエットを成功させる上で疎かにできないポイントです。
④ むくみ解消効果
おかゆは腸内のめぐりをスムーズにしてくれるので、溜まった老廃物を排出することにも役立ちます。これは、体内に残った老廃物を減らすことで、「むくみ」を改善してくれる効果があるということ。
むくみがあると、太っていなくても「太って見える」ようになるので、女性としては絶対に改善したいポイントですよね。しかも、老廃物が脂肪と結合すると、皮膚がデコボコしてしまう「セルライト」の原因にもなるんです…。
セルライトは一度できてしまうと、除去には時間や手間がすごくかかるので、むくみ改善にくわえセルライト予防としても、おかゆを上手に活用したいですね。
食べながら綺麗になる「おかゆダイエットの方法」
おかゆダイエットの口コミでは、数多くの成功体験が語られています。しかし、何となく食べ続けるよりは、上手なおかゆの「食べ方」を理解して、より効果的にダイエットに活用したいですよね。
基本的なおかゆダイエットのやり方
やり方はとてもシンプル。ご飯をおかゆに置き換えるだけです。毎食の白米をおかゆに換えて、おかずは普段通りそのまま食べてください。毎食が厳しいという人は、一食だけでもOKです。
そして、もっとダイエット効果を高めたいのなら、1日のうち1食を「おかゆだけ」にするのもお勧め。ただし、他の2食は、栄養が偏らないようにバランスよく食べることが大切です。
おかゆのトッピングを楽しもう
もしも、「おかゆだけじゃ物足りない…」という人は、比較的カロリーの低いトッピングをのせて食べても構いません。おかゆダイエットを続けていると、どうしても飽きがきてしまうので、自分好みのトッピングで食事を楽しくしましょう。
- 梅干し
- 昆布などの佃煮
- フレーク
- ふりかけ
- ごま塩
おかゆだけではダイエットに重要なタンパク質は補えないので、佃煮やフレークなどでお肉やお魚を摂ることも大切です。ただし、味を濃くしようとするあまり、塩分を摂り過ぎてしまわないように注意してくださいね。
おかゆの上手な食べ方
おかゆダイエットを効果的に行うには、「食べ方」も大切です。おかゆは作り置きした冷めたものを食べるよりは、毎回アツアツのおかゆを食べるほうが基礎代謝が上がって痩せやすくなります。
また、一日一食をおかゆだけに置き換える場合は、「夕食」が最適。朝やお昼は活動的に動くためにもきちんと栄養やカロリーを摂取したほうが良いです。夜はカロリー消費が少ない時間帯ですし、質の高い睡眠をとるには、スムーズに消化できる胃腸にやさしい食べ物が適しています。
おかゆダイエットに限らず、カロリーを抑えた食事は過度にやりすぎると、ストレスを感じて続かなくなるので、無理のないのペースで続けていってくださいね。
まとめ
おかゆダイエットは、「お米を食べる量やカロリーを減らす」ことで、カロリー制限して痩せる方法です。そのため、その分おかずを増やしてしまっては、まったく意味がないので注意してください。
まずは、一日一食をおかゆに置き換えることから始めてみて、栄養が偏ったり辛いと感じたりしない範囲で続けていきましょう!